2009年06月

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2009年06月07日
アラサー女の恨み節?国頭ジントヨー。

国頭(くんじゃん)ジントヨー。

去年札幌へと渡ってしまったスーさんに昔リクエストされて工工四を書いた曲です。
三線会ではたまに弾く程度ですが、イントロが「娘ジントーヨー」とごっちゃになるとよく言われます。同じく「唐船どーい」と「豊年音頭」も混乱しやすいイントロです。
国頭ジントヨーは○拍子が多いので弾きやすい曲ではありますが、皆の話では唄が解かり辛いという事でした。

以前、唄の内容を聞かれた事があります。やはり「ゆんた」同様上手くは説明出来なかった訳ですが、改めて歌詞を私的なイメージで訳してみました。

国頭ジントヨー(持ちはじき節)

(女)アキト今うんじょう 頑丈しち居たみよ
(男)汝ん変わらんせー(ジントーヨー)元ぬ姿
(女)うんじゅ頼るがきてぃ持ちゅる夫持たんよ  如何し片付きゆが 我身ぬ事や
(男)恨みてぃんちゃすが戦世ぬ慣れやよ 我にんとめとくとぅ汝ん持てぃよ
(女)夫持た持たしちん 持たりゆみ夫ぬよ 年や寄いちみてぃ三十余てぃ
(女)頼るがきてぃ居たる里ん妻探めてぃよ 泣く泣くに我身ん 夫が持ちゅら
(男)今からやタンメー 夫やてぃんしむさよ 買うて持たりゆさ 銭ど宝
(女)買うてぃまで夫や持たんてぃんしむさよ 頼るがきて我んや 持ちはじきたせ


戦後、かつての恋人とばったり再会したところから唄は始まります(多分)。

女「あら!貴方、今まで元気にしていたの?」
男「君も変わらないね。ホントあの時のままで」
女「貴方を頼りにして持つべき夫も持たなかったのよ。どうしてくれるの、私の事」
男「恨んでどうするか。これも戦争のせいだよ。俺は結婚したんだから君も夫を持てよ」
女「持とう持とうとしても夫なんて簡単に持てないわよ、歳も取っちゃってもう30代。頼りにしてた貴方も妻を娶って、泣く泣く私は他の誰かと結婚しなくてはならないのね」
男「今からならお爺さんだっていいよ。夫なんて買う事だってできる。ホントお金こそ宝だね」
女「買ってまで夫を持たなくてもいいわよ。貴方をあてにしたばかりに私、結婚しそこなったわ」


直訳ではありませんが、内容的にはほぼこんな会話をしている感じでしょうか。
ある程度イメージを作り上げておくと、唄った時に歌詞がフッと頭に入ってきやすくなります。

映画「ナビィの恋」('99年)でおなじみ、迷曲「モンデヨー」もこのメロディ。恵達おじぃの唄に奈々子が「なんでよー」と返しを入れるのが巧いよねェ。ちなみに個人的にナビィおばぁの駆け落ちにはあまり共感できなかった。おじぃってば、かわいそうなくらい優し過ぎ。「十九の春」がテーマだから別れは仕方ないのかも知れないけど。
「奥山住まいの鶯が 梅の小枝で昼寝して 花が散るよな夢を見て ホケキョホケキョと泣いていた」
おじぃが唄う「十九の春」。鶯が泣いていた。
自分と鶯を重ねたかどうかは判らないけれど、切ないねぇ。

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